弾性裏装材による取り付け動画｜キャップ式磁性アタッチメント（MACS）

免荷期間が終わりましたら、キーパーを取り付けたのち、レジンキャップ付マグネットを吸着させ、貧血帯がでないようにレジンキャップ辺縁を調整します。それにより確実に吸着ができていることを確認できましたら、レジンキャップ付マグネットを吸着させた状態で義歯の印象採得をし、咬合採得、試適と義歯を製作していきます。

取り付けにおいては、現在、弾性材料ソフリライナータフミディアム（トクヤマ）を推奨しております。まず、製作された義歯の凹において弾性材料が入るスペースが確実にあるかフィットチェッカー等で確認して調整します。その後取り付けをおこないます。なお、取り付けにあたり動画ではキャップにラウンドバーで凹をつけているシーンがありますが、かえって接着材が凹部に流れ込んでしまうので、現在は行っていません。確実につけるコツとして接着材ソフリライナータフプライマーを塗布したあとは、接着材が浸透するようにエアー等でとばさず、自然乾燥させてからおこなうようにして下さい。また、メタルには弾性材料は接着しませんので、義歯の補強のために凹部内部にメタルが見えている場合にはご注意ください。